VHSビデオテープを自分でデータ化する5つの方法
昔から保管しているビデオテープは、そろそろダビングしておかないと「テープがダメになる!」と思っても、何十本もあるビデオテープをダビング専門業者へ依頼しようとすると、思いのほか料金が高くて、二の足を踏んでいる方も多いのではないかと思います。
そこで、ある程度の技術と知識があれば、ご自分でもダビングできる5つの方法を紹介しますので、参考にしてください。
- DVD/BDレコーダーを使用してダビングする
- VHS・DVD一体型レコーダを使用してダビングする
- ビデオキャプチャーを使用してSDカードにダビングする
- パソコンを使用してダビングする
- 専門業者のダビングサービスを利用する
DVD/BDレコーダーを使用してダビングする
パソコンなどの機器を使用しなくても、DVDレコーダーやブルーレイレコーダーを使用することで、DVDにダビングすることができます。
事前に、DVDレコーダーやブルーレイレコーダーの説明書をよく読んで、外部入力からの信号をDVDへ記録できるかについて確認してから作業を始めます。
用意するものは、VHSビデオデッキ・DVDレコーダー又はブルーレイレコーダー・接続ケーブルの3点です。
※この方法は、問題なく動作するVHSビデオデッキをお持ちの方に限定した方法です。
-
ビデオデッキとDVD/BDレコーダーを接続する
VHSビデオデッキの出力端子とDVD/BDレコーダーの入力端子をRCAケーブルで接続します。
ケーブルは赤白黄色の3色となっていますので、ビデオデッキとレコーダーの端子の色に合わせる様にして接続して下さい。
差し込む場所を間違えると、ダビングできなくなるので、注意が必要です。 -
DVD/BDレコーダーの入力切替を行う
通常、DVD/BDレコーダーは、外部入力が記録される設定がデフォルト設定とはなっていないと思いますので、説明書などを確認して、外部入力へ切り替えます。
VTRを接続した状態で、ビデオテープを再生しながら入力設定を変更してゆくと、目的の外部入力設定に合致した時に、VTRの再生画像が表示されますから、分かりやすいと思います。 -
DVD/BDレコーダーの保存先をDVDに切り替える
通常、DVD/BDレコーダーは、DVDへ保存する設定がデフォルト設定とはなっていないと思いますので、説明書などを確認して、DVDへの書き込み保存の設定に切り替えます。 -
VHSビデオデッキの信号をDVDに記録する
VHSテープを最初まで巻き戻して、再生を開始します。
再生開始と同時に、DVD/BDレコーダーの録画を開始することで、ダビングを行います。 -
DVDをファイナライズする
録画が終わったら、DVDをファイナライズします。
ファイナライズのやり方は、説明書を確認して下さい。
ファイナライズしないと、録画した機器以外では再生ができないので、DVDのファイナライズは、必ず行ってください。
これで、VHSテープのDVDへのダビングは完了です。
VHS・DVD一体型レコーダを使用してダビングする
こちらの方法は最も簡単にビデオダビングできる方法です。
VHS・DVD一体型レコーダーを使用して、説明書通りに操作を進めれば、VHSテープをDVDにダビングできます。
※VHSテープからDVDにコピーできるタイプであることが必要です。
この様な機器をお持ちで、VHSとDVDの両方の機能が問題なく動作すれば、そのままダビングできます。
ビデオキャプチャーを使用してSDカードにダビングする
ビデオキャプチャーは、アナログのビデオ信号をデジタル変換する機器です。
通常、パソコンにインストールされたソフトウエアとペアで動作し、デジタル化された動画データがパソコンに保存されます。
ビデオキャプチャーには、色々な種類があって、パソコンに接続しなくても、直接SDカードなどにデータを保存できるタイプのものがあります。
この項は、ビデオデッキに接続するだけで、直接にSDカードなどにデータ保存できるビデオキャプチャーを使用した場合のダビング方法紹介となります。
詳細のダビング方法は、それぞれのビデオキャプチャーによって変わってきますので、割愛致しますが、説明書通りにケーブルとSDカードを接続して、録画をスタートすれば、簡単にダビングできます。
この様なビデオキャプチャーは、インターネット通販や家電量販店などで購入することが可能ですが、意外と高額であることと、記録可能時間が短いなど、制約条件のある場合があるので、期待するダビングデータがビデオキャプチャー仕様と合致しているかなどについて、事前に良く調査しておく必要があります。
パソコンを使用してダビングする
パソコンを使用してダビングする方法は、最も汎用性が高い上に、好みのソフトウエアを使用することで、動画の編集や、MP4方式などのビデオ方式変換も自由にできる様になります。
パソコンを使用すると言っても、VHSビデオデッキとパソコンの間に、デジタル変換するためのビデオキャプチャーを接続する必要があります。
用意するものは、VHSビデオデッキ・ビデオキャプチャー・パソコン・接続ケーブルの4点と、ビデオキャプチャーを動作させるための付属のソフトウエアです。
必要に応じて動画編集用ソフトウエアも用意すると、満足のいくダビングができる様になります。
-
ビデオデッキとビデオキャプチャーを接続する
赤白黄色の3色のRCAケーブルを、ビデオデッキ出力端子とビデオキャプチャーに接続します。
各端子の色とケーブルの色を合わせることで、間違えなく接続して下さい。 -
ビデオキャプチャーとパソコンを接続する
ビデオキャプチャーとパソコンの接続は、USB接続の場合が多いので、付属のケーブルを使用して接続して下さい。
ケーブル接続が完了すれば、ハード面での準備は完了です。※ビデオキャプチャーソフトを初めてインストールする場合には、最初からのビデオキャプチャー接続はせずに、インストール中にソフトの指示で接続する場合がありますから、説明書をよく読んで指示に従って接続して下さい。
(2回目以降は、最初から接続しておいて問題ないと思います。) -
ビデオキャプチャーソフトを立ち上げて録画を開始する
ビデオチャプターソフトウエアを立ち上げたら、記録先の設定やビデオ設定など、必要な設定を行ってから録画を開始します。ビデオキャプチャーは、色々な種類のものが販売されています。
それぞれ特徴が違っているので、目的に応じた仕様を確認して、選定する必要があります。※格安なビデオキャプチャーは、ソフトウエア上などで、記録時間が短いなどの制限が付けられている場合がありますので、事前に調査されることを推奨いたします。 -
必要に応じて編集ソフトウエア―を立ち上げて作業する
録画開始のタイミングが遅れたり、動画完了時にすぐに録画停止しなかった場合には、ブランク部分(青画面など)が長い時間記録されてしまう事があります。
その様な時は、編集ソフトウエアを立ち上げて、不要な部分をカットします。
このカット作業は、動画の再生部分でもできますので、不要な部分をカットすることも可能です。
また、複数の動画を結合したりすることもできるので、便利ですが、ソフトを理解するのに時間がかかるかも知れません。 -
DVDを作製する
編集作業を経て出来上がったファイルを、DVDに書き込みます。
DVDフォーマットとなる様に、DVD保存用の専用ソフトを使用して、書き込み作業を行います。
編集作業に使用したソフトウエアに、DVD書き込み機能がある場合には、そちらを利用するのが効率的です。※出来上がったファイルをそのままDVDにコピー保存しても、DVDは再生できませんので、書き込みソフトを使用する必要があります。※編集ソフトのおまけ機能を使ってBDを作製すると、うまく書き込めない事例があります。
BD書き込みの場合は、書き込み専用ソフトを使用することを推奨いたします。
専門業者のダビングサービスを利用する
これまで、ご自分でダビングする方法について解説してきましたが、お分かりの通り、何かと面倒な事が多くあり、さらには機材などを苦労して集めても、うまくダビングできないリスクがあることがお分かりになったと思います。
この様な状況ですので、5番目に専用業者のダビングサービスを利用する方法も取り上げました。
専用業者でダビングする場合でも、次の内容はご自分で行う必要がございますので、ご確認下さい。
- 料金と納期などを調べて最もふさわしいダビング専用業者を見つける
- 申込みする
- ビデオテープを梱包して送付する
- 見積りを確認して支払い決済を行う
- 出来上がったDVDなどを受領して出来栄えを確認する
「バックトゥ昭和」のサービスはこちら
下のリンクから、「バックトゥ昭和」のご希望ページへ遷移できます。
リンクは、左右に動かす事が出来ますので、見たいページを選んでクリックして下さい。
コメント