ビデオテープのダビング「2025年問題」とは?VHSがダビングできなくなる
ユネスコ世界視聴覚遺産の日記念特別イベントとして開催した「マグネティック・テープ・アラート: 膨大な磁気テープの映画遺産を失う前にできること」の中でビデオテープのダビング「2025年問題」が語られています。
ユネスコ、国際音声視聴覚アーカイブ協会(IASA)、オーストラリア国立フィルム&サウンドアーカイブ(NFSA)などが、「磁気テープの音声や映像は2025年までにデジタル化しなければ永遠に失われてしまう」と警鐘を鳴らしているのです。
あらゆる分野でデジタル化が進行した現在ですが、アナログ記録されたビデオテープやオーディオカセットテープなどの媒体は、今もなおデジタル化されずに保管されています。
この様な過去の媒体は、媒体自体の劣化が進み、徐々に再生できなくなってしまうため、デジタル化してデータとして保管する必要があるのです。
劣化の進行は、アナログ記録媒体だけにとどまりません。
ビデオテープなどの磁気テープを再生する機器は、当の昔に生産販売打ち切りとなっており、現在稼働出来ている機器についても、メンテナンスするための部品も底をつき、さらには技術者もいなくなっているのが実情です。
そのため、前述の協会などは、2025年までにデジタル化されないと、磁気テープのデジタル化が出来なくなり、大半の過去の遺産が永遠に失われてしまうと警鐘を鳴らしているのです。
こんな状況ですので、ビデオテープなどのデジタル化は、もう待ったナシの領域に入っているのです。
こちらで詳細が確認できます。
ビデオテープがダビングできなくなる前にデータ保存する方法
VHSテープなどのビデオテープのダビング「2025問題」を回避するには、ビデオテープなどのデジタル化を進めるしか他に方法はありませんが、その方法について解説いたします。
自分でダビングする方法
自分でダビングする方法は、技術的に自信のある人向けのダビング方法です。
「昔、ビデオカメラから、VHSなどのビデオデッキにダビングした事があるから大丈夫!」と思っても、ビデオテープの信号を、デジタルデータ化して保存するには、だいぶ違った工程を踏まないとできないので要注意です。
昔のダビングは、再生したアナログ信号をアナログ信号のまま記録していたので、ケーブルを接続するだけでダビングできました。
でも、デジタル保存するには、アナログ信号をデジタル変換する技術と、パソコンにデータ記録するためのソフト操作、データカットなどを行う編集ソフト操作などの技術が必要となります。
さらには、古い機器でダビングを行なうしか方法がありませんから、機器のメンテナンス技術や不具合が発生した時に対応できる技術も必要となります。
また、ビデオテープは古いものですから、カビが生えていたり、切れたりワカメ状態になってしまっていることが多くあります。
これらの不具合は、ダビング実施前に解決しておかないと、せっかく稼働している古いビデオデッキをたちまちの内に故障状態にしてしまいますので、事前の補修が必須となります。
これらの技術が問題なくクリアできるとお考えで、時間に余裕をお持ちのあなたなら、ご自分でダビングする方法が最も良い方法であると思います。
弊社ホームページの「ビデオやダビング豆知識」の中で、多くの細かい技術について解説しておりますので、是非そちらを参考にしてください。

専門業者に依頼する方法
技術に自信の無い方は、こちらを選択するしかありませんが、やはり気になるのはその料金ですよね。
特に何十本ものテープをダビングしたい場合には、料金がとても重要な要素となります。
実は、このダビング料金ですが、業者によって大幅に差があるって、ご存知ですか?
大ざっぱにまとめますと、有名な大手企業でダビング以外のサービスも行っている業者は、料金が高い傾向があり、有名ではないダビングに特化した業者では、かなりお安い料金を提示している場合があります。
(そうでは無い場合もありますので、検索してご確認下さい。)
安い業者を見つけても、ちゃんとダビングしてくれるのかとか、料金支払いに問題は無いかとか、不安がありますよね。
そんな時は、次の様にして確かめることができますので、参考にしてください。
-
ホームページの内容から、確かな技術があるかどうかを確認する。
➡技術的な解説が細かく載せてあるかどうかである程度判断できます。 -
お問い合わせページから質問してみる。
➡回答は早く来るか?内容は親切でていねいか?などでサポート対応力が判断できます。 -
電話してみる。
➡サポートセンターの技術や能力、丁寧さなどを直接肌で感じることができます。 -
大量の注文を出す前に、数本のテープを申し込んで、出来栄えと対応を評価する。
※1項~3項の確認で、ある程度の判断が出来ますし,4項の確認まで行えば、間違えない評価ができると思います。
VHSビデオのダビングを専門業者に依頼する5つのメリット
ビデオテープのダビングを専門業者へ依頼すると、色々なメリットがあります。
具体的なメリットについて、解説します。
機材購入が不要
ご自分でダビングするには、そのための機器が必要となります。
手持ちのビデオデッキが動作する場合でも、デジタル変換するするための機器、パソコン、デジタル信号を記録するためのソフトウエアや、動画編集のソフトウエアなどが必要となります。
これだけの機器類をダビングの為に揃えるのは、数十本のテープをダビングするだけなら、投資効果がないと言えるのではないでしょうか。
知識が不要
ダビングに必要な機器を用意しても、動作させるには専門的知識が必要です。
特にソフトウエアは、複雑な場合が多く、設定をどのようにするかや、動作させるための順序や方法を理解するのに苦労する場合がしばしばあります。
機器が不調となった場合には、その原因を特定して、補修やメンテナンスする必要がありますが、かなりの専門知識が要求されることになります。
専門業者は、これらを熟知して作業を進めていますから、安心して精度の高いダビングをお願いすることができます。
高品質なダビングができる
専門業者に依頼することで、個人では実施することが難しい方法によって、高品質なダビングを実現することができます。
専門業者は、複数の機器を所有しています。
色々なメーカのビデオデッキを取り揃えている業者も多くあります。
ビデオテープは、記録したカメラなどのバラつきによって、記録トラックが微妙にずれてしまい、自己再生以外では、良好に再生できないできないトラブルの発生する事があります。
機器の相性とか言われることもあるのですが、この様にうまく再生できないテープでも、色々な機器で再生してみると、良好に再生できる場合があるのです。
ですから、個人が所有する機器ではうまく再生できないテープでも、多種多様な機器を保有している専門業者であれば、高品質なダビングが期待できるのです。
ダビング時間に拘束されない
昔、倍速ダビングなどと言うダブルカセットタイプのラジカセがありましたが、ビデオテープの場合は再生スピードを速めることができません。
2時間のテープなら2時間のダビング時間がかかる訳です。
3倍モードなどを使用していれば、2時間テープで6時間ものダビング時間がかかります。
例えば、50本の120分テープをダビングしようとすると、100時間以上のダビング時間がかかることになります。
専門業者はどの様にしているかと言うと、複数の機器で同時に作業を行う事で、ダビング納期を短縮しています。
100時間かかるダビングでも、10台の機器で同時にダビング作業を進めると、ダビング時間を10時間に短縮できることになります。
業者にダビングしてもらえば、自分の時間は全くかからないだけでなく、早く仕上げることができます。
古いテープでもどんなテープでもダビングできる
テープの保管状態にもよりますが、古くなったテープは、カビが生えたりして劣化が進んでゆきます。
ひどい場合には、カビの生えた部分に結露が生じて、カビが溶け出し、巻き取られているテープとテープの間に入ってしまいう事もあります。
こんな状態になってしまうと、テープ同士が貼り付いて、テープを引き出すとボロボロと切れてしまい、全く使用できない状態となることも珍しくありません。
カビの発生したテープを含め、切れてしまったテープや、機器に巻き込んでワカメ状になっているテープなども、専門業者では補修してからダビングしてくれます。
状態の深刻さや作業の困難さによって、料金が変わってきますが、手作業による補修なので、ある程度の料金はかかります。
また、テープの種類がたくさんある場合などでは、ご自分でダビングする場合には、各種テープに対応したビデオデッキを取り揃える必要がありますが、ダビング専門業者なら全てのテープ種類をまとめて受け付けてくれますので、多くの種類のテープをダビングするには便利です。
ダビング専門業者に依頼する時の注意点
ダビング専門会社へ依頼する場合の注意点についてまとめましたので、ご活用下さい。
料金と納期を確認しておく
多くの専門業者で、料金と納期はセットになって設定されています。
納期が短いほど料金は高くなり、納期が長くなるほど料金がお安くなるのが一般的です。
例えば、結婚式用にダビングしたいとか、お正月に家族そろってビデオを見たいとか、納期が定まっている場合には、必要な納期に届く様に申し込む必要がありますが、納期に余裕のある場合には、一番安い長納期のプランで申し込むのがお得です。
料金を前面に打ち出しているサイトなどは、一番お安い長納期の料金を表示していることが多いので、納期に注意しながら料金確認するのが良いと思います。
著作権法に触れない内容かどうか確認しておく
著作権法で保護された内容については、どちらのダビング専門業者でもダビングが出来ませんので、テープの送付前に確認しておくことが重要です。
お子様の成長記録や、家族の記録などについては、著作権の問題は発生しませんが、購入した映画やコンサートなどが記録されたテープ等は、著作権で保護されている場合が多いので、注意が必要です。
「バックトゥ昭和」ダビングサービスの特徴
「バックトゥ昭和」は、「最も安い料金」で「早くて丁寧なサービス」を心掛けて、ダビングサービスを展開しています。
-
最も安い料金体系
現在多くのダビング専門業者が存在していますが、その中で最もお安いビデオダビング料金を提示させて頂いております。
60分以下の標準画質ビデオテープなら、1本あたり298円(税込328円)でダビングできます。
生産管理や業務の自動化を追求するなどの努力によって、材料費・物流費・電気料金・人件費などの値上げラッシュが続く現在でも、この料金体系を維持しております。 -
早くて丁寧な対応のサポートサービス
「バックトゥ昭和」のサポートサービスは、皆さまをお待たせしません。
「早くて丁寧」を合言葉にして、土日祝日についても、お客様の身になって細かな対応を行っております。
お褒めの言葉をいただくことも多くありますし、リピータのお客様が多いこともその証明ではないかと思っています。 -
幅広い種類のテープに対応
「バックトゥ昭和」でダビングできるメディアの種類は以下の通りです。
ビデオテープ以外にも、オーディオカセットテープや8mmフィルムなどもダビング可能です。- VHS/S-VHSビデオテープ
- VHS-Cビデオテープ
- βベータビデオテープ
- 8mm/Hi8ビデオテープ
- Digital8ビデオテープ
- miniDV/標準DVビデオテープ
- HDV/ハイビジョン記録ビデオテープ
- オーディオカセットテープ
- DVD
- 8mmフィルム
ほとんどの種類について、ダビングできるため、テープの種類を気にする必要はありません。
-
高品質なダビング
「バックトゥ昭和」では、各種メーカのビデオデッキを取り揃えてダビングを進めております。
テープ記録上の微妙なバラツキがあっても、各種メーカの機器を用いることで、最適な画像を得ることができます。
また、miniDVでLPモードを使用した場合などに発生するノイズや再生不良は、プロ仕様の業務用機器「DSR-2000」を用いることで、ほとんど問題なく再生が可能となっております。
※LPモードのダビングについては、別ページで詳細を説明しておりますので、そちらの方もご参照下さい。 -
安全なお支払いシステム
「バックトゥ昭和」へのお支払い方法は、銀行振込とクレジット決済から選択できます。
銀行振込については、弊社の口座へ直接振り込んでいただく方式ですので、特に問題は無いと思います。
クレジット決済につきましては、ZEUSと言うクレジット決済会社を経由してご決済頂く様になっております。
ZEUSは、新生銀行などが加入しているSBIグループのクレジット決済代行会社です。
クレジット決済の際、お客様は安心安全なZEUSとの間での決済となります。
弊社にはお客様のクレジット情報などは一切入ってきませんし、分からない様になっております。
この様なシステムとなっておりますので、安全にクレジット決済が可能となっております。

「バックトゥ昭和」のサービスはこちら
下のリンクから、ご希望のページへ遷移できます。
リンクは、左右に動かす事が出来ますので、見たいページを選んでクリックして下さい。
コメント