MiniDVビデオテープの分解組立は簡単
MiniDVビデオテープの分解組立は、VHSビデオテープなどに比べて簡単です。
トライしてみたいと思った人はやってみましょう!
一部のMiniDVカセットテープはネジが付いておらず、超音波溶接しているものがあります。
その様なカセットパックは、分解することができませんので、まずネジの有無を確認してから、分解に挑戦しましょう!
MiniDVビデオテープの分解方法
背ラベルをカットする
まず、カセットパックの背ラベルをカットします。
上パックと下パックが合わさる線に沿って、カッターで背ラベルを上下に切ります。
定規などをカットする部分に当ててカットしますが、慣れないと思い通りにカットでいないので、慎重に進めて下さい。
もう一つ別の方法があります。
背ラベルをカットせずに、上の写真の様にゆっくりと剥がしていき、最後は上下カセットパックのどちらを完全に剥がさないで残しておく方法です。
MiniDVテープは、VHSテープなどに比べて新しい商品なので、保管期間が比較的短くラベルが剥がれ易いので、こちらの方法がオススメです。
ネジを外す
ラベルの処理が完了したら、ネジを外していきます。
ドライバーは、ビットの先が摩耗していない新しいものを使用して下さい。
トライバーを空回りさせてしまうと、ネジの頭部分が削れてしまい、何度もやりなおすとネジの頭部分が破損してしまい、開かなくなってしまうことがあるので、注意が必要です。
ドライバーは、精密ドライバーを使用して、ビットはMiniDVの場合、プラス1.5が最適です。
作業前に、ネジの頭とぴったり合っているかを確認してから、作業を始めて下さい。
MiniDVテープの固定ネジは4本です。
右上・右下・左上・左下の4点となります。
ネジを外したら、カセットパックがバラバラにならない様に、指で持ってください。
カセットパックを裏返して、おもて面が上に来るように置いてから、手を放します。
写真で見える隙間は、中にバネが入っていることによって、上パックが浮いた状態になることで出来た隙間です。
表側カセットケースを外す
ゆっくりと、表側のカセットケースを外していきます。
他のカセットパックと比べて、シンプルにできているので、表側のカセットケールは簡単に外すことができます。
フックを引いて、リド部分を開きながら、おもて側カセットケースを外します。
表側カセットケースを外すと、内部が全て見える様になります。
カセットケースを外す時に、必ずフックを引いてリド部分を開けた状態にしながら作業して下さい。
リドを開けないままケースを外すと、テープダメージとなってしまいます。
カセットリールを外す
カセットリールを外す前に、ちょっと確認しておきたいポイントがあります。
保管環境が悪いと、テープがケースに貼り付いてしまっている事があるのです。
貼り付く場所は、テープの入口と出口部分のカマボコ状になったケースのプラスチック部です。
ピンセットなどで、弧状になっているテープの内側から外側に向けて、押してみます。
貼り付きのある場合には、そのままゆっくりと剥がして下さい。
カセットリールは、そのまま指でつまんで、垂直方向に持ち上げるだけで、簡単に外れます。
何かに固定されているのではなく、ただ置いてあると言う感じです。
中央のバネの付いている機構(ストッパー)には触らない様に、注意して外します。
MiniDVビデオテープの組立方法
MiniDVビデオテープの組立は、分解の逆の順序で進めれば良く、そんなに難しくはありません。
テープリールをハメる
テープ引き出し量をちょっと長めにしてから、テープリールを下側カセットパックにはめ込みます。
はめ込む時に、中央にあるストッパー機構に触れない様にして、作業を進めて下さい。
テープパスの位置を定める
MiniDVテープの場合、テープパスはあまり気にする必要がありません。
ローラなど、スムース走行のための機構が全く存在しないからです。
そうはいっても、写真の様に、テープがカマボコ状の部分にちゃんと掛かっている事を確認してください。
テープリールのはめ込みと、パス位置確認が終わったら、テープリールを指で回して、テープのゆるみを解消します。
上カセットケースをハメて固定する
後は上カセットケースをハメるだけなのですが、一つ難関があります。
MiniDVカセットケースは、テープを保護するために、テープをカバーする機構が付いています。
上の写真の様に、上カセットケース上部カバーがパカっと開く様な機構となっていますので、この機構を指で開けてから下カセットケースにハメていきます。
分解で取り外す時よりも、ハメる時の方が難しいので、慎重に作業して下さい。
作業の際に、テープに直接手が触れない様に注意して下さい。
カセットパックを逆さまにしてネジ締めする
ここまでくればもう安心です。
取り外したネジを1本づつ締めていきます。
ネジ締めが終わったら、完了です。
念のため、フックを引いてリドの動きを確認してください。
リドのハマりが悪い状態でネジを締めてしまうと、リドが開かなくなる事がありますので、その様な場合はやり直してください。
以上で作業完了となります。
ご苦労様でした。
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