昔の写真を整理していると、「このまま紙の写真で残しておいて大丈夫かな」と気になることがあります。
写真をデータ化しておけば、パソコンやスマートフォンで見たり、家族と共有したりしやすくなります。しかし、何百枚、何千枚という写真を自分で1枚ずつスキャンするのは、かなり大変な作業です。
そこで選択肢になるのが、写真データ化業者への依頼です。
ただし、写真データ化サービスは、単純に「1枚○円」という料金だけでは比較できません。アルバムを剥がさずにデータ化できるか、どのくらいの画質で保存されるか、色あせた写真の補正に対応しているか、どんな媒体で納品されるかなど、サービス内容には違いがあります。
大切なのは、安い業者を探すことだけではなく、自分が残したい写真に合ったサービスを選ぶことです。
この記事では、写真やアルバムのデータ化を業者へ依頼するときに確認しておきたい7つのポイントを解説します。
写真のデータ化を業者に頼むメリット
写真のデータ化は、スマートフォンや家庭用スキャナーを使って自分で行うこともできます。
数十枚程度なら自分で作業する方法も十分現実的ですが、写真の枚数が多くなるほど、スキャンだけでなく、写真を並べる、保存する、データを確認するといった作業にも時間がかかります。
自分で行う方法と業者へ依頼する方法の違いについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
大量の写真をまとめて任せられる
写真が数百枚、数千枚になると、1枚ずつスキャンする作業は想像以上に時間がかかります。
「いつかやろう」と思って写真箱やアルバムを出したものの、枚数の多さを見て、そのまま元の場所へ戻してしまった経験がある方もいるのではないでしょうか。
業者へ依頼すれば、大量の写真のデータ化をまとめて任せることができます。
スキャンからデータ保存までまとめて任せられる
写真のデータ化は、スキャンすれば終わりというわけではありません。
読み取った画像を保存し、データに問題がないか確認し、DVDやUSBメモリなどの記録媒体へ保存する作業も必要です。
業者へ依頼すれば、こうした作業も含めて任せられるため、「大量の写真を残したいけれど、自分で全部作業する時間がない」という場合にも利用しやすい方法です。
写真データ化業者を選ぶ7つのチェックポイント
写真データ化業者を比較するときは、料金表の数字だけを見るのではなく、次の7項目を確認してみましょう。
1.料金は「1枚の単価」だけで比較しない
最初に目につきやすいのは、「写真1枚○円」という料金です。
もちろん単価は重要ですが、それだけで最終的な支払額が決まるとは限りません。
特に注意したいのが、バラ写真とアルバムでは料金の計算方法が異なる場合があることです。
箱などに入ったバラ写真は1枚単位、台紙に貼られたアルバムは1ページ単位など、別の料金体系になっていることがあります。
さらに、基本料金、送料、DVDやUSBメモリなどの記録媒体代、補正料金などが別に必要になる場合もあります。
そのため、「1枚いくらか」だけではなく、自分が依頼した内容をすべて含めた総額はいくらになるのかで比較することが大切です。
2.アルバムを剥がさずデータ化できるか
古いアルバムでは、写真が台紙に貼り付いていて簡単に剥がせないことがあります。
無理に剥がすと、写真が曲がったり、表面や裏面を傷めたりする可能性があります。
アルバム全体を撮影・スキャンできる設備を使用している業者であれば、写真を貼ったままデータ化できる場合があります。
さらに確認したいのが、アルバムのページ全体を1つの画像として保存するのか、ページ内の写真を1枚ずつ切り出して保存できるのかという違いです。
「アルバムの雰囲気をそのまま残したい」のか、「写真を1枚ずつスマートフォンなどで見たい」のかによって、適した保存方法も変わります。
アルバムを剥がさずデータ化する方法については、こちらで詳しく解説しています。
古いアルバムの写真を剥がさずデータ化する方法|そのままスキャンできる?
3.解像度と仕上がりを確認する
写真をデータ化するときには、解像度も確認しておきたいポイントです。
解像度は高ければ高いほどよいとは限らず、写真の大きさや、データ化した後にどのように使うかによって必要な解像度は変わります。
スマートフォンやテレビで見ることが中心なのか、将来もう一度プリントする可能性があるのかなどを考えて選びましょう。
解像度と画素数について詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。
写真データ化の解像度は何dpi必要?画素数・再プリントとの関係を解説
4.褪色補正などの補正内容を確認する
長期間保管された写真では、全体が赤っぽくなったり、色が薄くなったりすることがあります。
データ化サービスによっては、スキャンするときに褪色補正などを行える場合があります。
ただし、補正の有無や内容、料金は業者によって異なります。また、古い写真の色合いをそのまま残したい場合もあるため、補正を希望するかどうか選択できるかも確認しておきたいところです。
古い写真の色あせや褪色補正については、こちらの記事で詳しく解説しています。
古い写真の色あせ・変色は直せる?データ化するときの褪色補正を解説
5.希望する納品方法に対応しているか
データ化した写真を何に保存して受け取るのかも重要です。
DVD、USBメモリ、SDカードなど、対応する記録媒体はサービスによって異なります。
パソコンで管理するのか、家族へ渡すのか、テレビやスマートフォンでも楽しみたいのかなど、データ化した後の使い方を考えて選びましょう。
写真をデータ化した後の保存先については、こちらの記事で比較しています。
写真をデータ化した後はどう保存する?USB・DVD・パソコン・クラウドを比較
6.納期を確認する
大量の写真やアルバムを依頼する場合、完成までに時間がかかることがあります。
特に写真の枚数が多い場合は、依頼してから数日で完成するとは限りません。
「家族が集まる日までに見たい」「実家の整理期限が決まっている」といった事情がある場合は、料金だけでなく納期も早めに確認しておきましょう。
7.大切な写真の返却方法を確認する
データ化を業者へ依頼する場合は、思い出の詰まった写真やアルバムそのものを預けることになります。
完成したデータをどのように受け取るかだけでなく、預けた写真やアルバムがどのような方法で返却されるのかも確認しておきましょう。
写真やアルバムは、同じものをもう一度用意することが難しいものです。発送方法や返却方法について分からないことがあれば、依頼前に確認しておくと安心です。
写真データ化の料金で注意したいこと
写真データ化サービスの料金を比較するときに難しいのは、業者によって料金の計算方法が異なることです。
表示されている最小単価だけで判断せず、自分の写真を依頼した場合に何が必要になるのかを確認しましょう。
大量の写真は数量によって単価が変わることがある
写真の枚数が増えると、1枚あたりの料金が安くなる料金体系を採用しているサービスもあります。
その場合、100枚を依頼するときと1,000枚を依頼するときでは、同じ単価にならないことがあります。
大量の写真を依頼する場合は、自分の枚数に適用される単価を確認することが重要です。
アルバムはページ単位で料金が決まる場合もある
アルバムは、必ずしも1冊ごとの料金とは限りません。
ページ数で料金を計算したり、ページ全体のデータ化と、写真1枚ずつの切り出しを別料金にしていたりする場合があります。
同じ10冊のアルバムでも、薄いアルバムとページ数の多いアルバムでは作業量が大きく異なります。
基本料金・送料・メディア代なども確認する
写真そのもののデータ化料金に加えて、基本料金、往復送料、記録媒体、オプションなどが必要になる場合があります。
写真1枚の単価が安く見えても、最終的な総額では別のサービスとの差が小さくなることもあります。
自分が希望する内容をすべて含めた料金で比較するのが分かりやすい方法です。
特殊な写真は依頼前に確認しよう
一般的なL判や2L判の写真とは異なるサイズや種類のものが含まれている場合は、事前に対応できるか確認しておきましょう。
2L判を超える大きな写真
集合写真などには、一般的なL判・2L判より大きな写真があります。
使用する機器によって読み取れるサイズに上限があるため、大きな写真が含まれている場合は対応可能なサイズを確認しておきましょう。
ネガフィルムやスライド
プリント写真とネガフィルム・スライドでは、使用する機器やデータ化方法が異なります。
プリント写真のデータ化に対応している業者でも、すべてのフィルムに対応しているとは限りません。ネガやスライドも一緒に整理したい場合は、対応するフィルムの種類を確認しておきましょう。
古いネガフィルムをデータ化する方法|自分でスキャン?業者に依頼?違いを比較
業者へ送る前に写真を全部整理する必要はない
大量の写真を前にすると、「まず年代順に並べなければ」「不要な写真を全部選別してからでないと依頼できない」と考えてしまいがちです。
もちろん整理しておけば分かりやすくなりますが、最初から完璧に分類しようとすると、それだけで作業が止まってしまうことがあります。
まずは「この箱」「このアルバム」という単位で分けるだけでも十分な場合があります。
写真を送る前の簡単な整理方法については、こちらの記事で紹介しています。
大量の写真をデータ化する前に整理は必要?送る前の簡単な分け方
写真データ化業者は料金だけでなく「何をしてくれるか」で選ぼう
写真データ化業者を選ぶとき、料金はもちろん大切な判断材料です。
しかし、昔の写真には、バラ写真だけでなく、アルバムに貼られた写真、大きな集合写真、色あせた写真など、さまざまな状態のものがあります。
そのため、単価だけではなく、アルバムへの対応、画質、補正、納品方法、納期などを含めて、自分の写真に合ったサービスかどうかを確認することが大切です。
何十年もしまったままだったアルバムでも、データ化したことをきっかけに、久しぶりに家族みんなで写真を見ることがあります。
「一番安いところはどこだろう」だけでなく、「この写真を、これからどう残して、どう見たいだろう」という視点から選んでみてください。
バックトゥ昭和では、バラ写真だけでなく、アルバムに貼られた写真も剥がさずにデータ化できます。また、古い写真の褪色補正にも対応しています。
現在の料金や対応できる写真サイズ、アルバムのデータ化方法については、写真・アルバムデータ化サービスをご確認ください。
データ化した後の保存方法については、写真をデータ化した後はどう保存する?USB・DVD・パソコン・クラウドを比較でも詳しく紹介しています。


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