押し入れや実家の整理をしていて、箱いっぱいの古い写真が出てきたことはありませんか?
「データ化して残したい」と思っても、スマホで撮影する、スキャナーを使う、専門業者へ依頼するなど方法はいくつもあります。
数枚の写真ならスマホでも十分かもしれません。しかし、数百枚、数千枚となれば話は変わります。アルバムに貼られた写真なら、無理に剥がしてよいのかも気になるところです。
この記事では、古い写真をデータ化する代表的な4つの方法を比較し、写真の枚数や目的に合った選び方を分かりやすく解説します。
大切なのは、「一番優れた方法」を探すことではありません。写真の量や状態、データ化した後にどう見たいかによって、向いている方法は変わります。
古い写真をデータ化する4つの方法
紙の写真をデータ化する方法は、大きく分けて次の4つがあります。
1.スマホで撮影する
最も手軽なのは、スマートフォンのカメラで写真を撮影する方法です。
専用の機器を購入する必要がなく、その場ですぐ始められるのが大きなメリットです。数枚から数十枚程度で、「まずスマホで見られるようにしたい」という場合には便利です。
一方、紙の写真を普通に撮影すると、照明や窓の光が写り込んだり、写真が台形に歪んだり、自分やスマホの影が入ったりすることがあります。
写真スキャン用のアプリには、自動的に範囲を認識したり、傾きを補正したりできるものもあります。それでも大量の写真を1枚ずつ撮影して確認するとなると、かなりの時間が必要です。
少量の写真を手軽にデータ化したい場合に向いた方法と考えるとよいでしょう。
2.コンビニなどのスキャンサービスを利用する
コンビニのマルチコピー機などを使って、紙の写真をスキャンする方法もあります。
自宅にスキャナーがなくても利用でき、書類と同じ感覚でデータ化できるのがメリットです。
ただし、写真を店舗まで持って行き、1枚ずつセットして操作する必要があります。枚数が増えるほど手間が大きくなるため、数百枚単位の写真にはあまり現実的ではありません。
また、利用する機器によって保存形式や解像度などが異なるため、写真用途で利用する場合は事前に確認しておきましょう。
3.家庭用スキャナーで自分で取り込む
画質や仕上がりを自分で確認しながら作業したい人には、家庭用スキャナーという方法があります。
フラットベッド型スキャナーなら、写真を原稿台に置いて読み取ります。写真を自分の手元から出さずに作業できることもメリットです。
ただし、写真を置く、スキャンする、取り出す、次の写真を置く、保存された画像を確認するという作業を繰り返す必要があります。
写真が数十枚なら楽しみながらできても、500枚、1,000枚となると、スキャン以外の作業時間も無視できなくなります。
大量のバラ写真を高速で読み取れる写真専用スキャナーもありますが、そのためだけに機器を購入するかどうかも含めて考える必要があります。
4.写真データ化業者へ依頼する
大量の写真がある場合や、自分で作業する時間を取りにくい場合には、写真データ化を専門に扱う業者へ依頼する方法があります。
写真をまとめて預けられるため、自分で何百枚、何千枚とスキャンする必要がありません。
アルバムに貼られた写真への対応、褪色した写真の補正、フォルダー分けなど、サービス内容は業者によって異なります。
費用はかかりますが、写真が多くなるほど「機器の価格」だけでなく、自分が作業する時間まで含めて比較することが大切です。
どの方法を選べばいい?写真の枚数と目的で考える
写真のデータ化方法を決めるとき、最初に確認したいのが写真の枚数です。
厳密な境界があるわけではありませんが、おおよその考え方として次のように分けられます。
| 写真の量 | 検討しやすい方法 |
|---|---|
| 数枚~数十枚 | スマホ、コンビニ、家庭用スキャナー |
| 数十~数百枚 | 家庭用スキャナー、写真データ化業者 |
| 数百~数千枚 | 高速写真スキャナー、写真データ化業者 |
| アルバムが多数 | アルバム対応のスキャナー、写真データ化業者 |
たとえば旅行の写真が20枚だけなら、スマホで撮影する方法でも十分かもしれません。
ところが実家から段ボールいっぱいの写真が出てきた場合には、1枚ずつ処理する時間まで考える必要があります。
枚数が増えるほど、「1枚を何秒で読み取れるか」より、準備・確認・整理まで含めた全体の作業時間が重要になります。
自分で大量の写真をデータ化すると、どのくらい大変?
写真のデータ化というと、スキャナーが画像を読み取っている時間だけを想像しがちです。
実際には、その前後にも作業があります。
- 写真を整理する
- 写真表面のホコリなどを確認する
- スキャナーへセットする
- 読み取った画像を確認する
- 必要に応じて向きを直す
- ファイルを整理する
- フォルダーへ分類する
写真が100枚なら小さな作業の積み重ねで済んでも、1,000枚になれば、その差は大きくなります。
逆に、写真を整理しながら一枚一枚見返すこと自体を楽しみたい人なら、自分でデータ化する時間にも意味があります。
「自分でできるか」だけではなく、「その作業に自分の時間を使いたいか」まで考えて選ぶとよいでしょう。
写真をデータ化するときに確認したい画質と解像度
写真をデータ化するときは、保存される画像の解像度も確認しておきたいポイントです。
ただし、数字が大きければ大きいほど必ず良いというわけではありません。
スマホやパソコンで見ることが中心の場合
スマホやパソコンで写真を見ることが主な目的なら、必要以上に大きな画像データにする必要はありません。
解像度を高くすると細部を残しやすくなる一方、ファイル容量も大きくなります。
将来プリントする可能性がある場合
データ化した写真を将来もう一度プリントしたい場合は、ある程度余裕のある解像度で保存しておくと使いやすくなります。
写真の大きさ、用途、希望するプリントサイズによって適した設定は変わるため、「何dpiなら絶対に正解」と考えるより、データ化した後に何に使うのかから決めるのがおすすめです。
アルバムは写真を無理に剥がさなくてもデータ化できる
古いアルバムの写真をデータ化するときに注意したいのが、「写真を剥がす必要があるのか」という問題です。
長期間貼られていた写真は、台紙に強く貼り付いていることがあります。無理に剥がすと、写真が曲がったり、破れたり、表面を傷めたりする可能性があります。
そのようなアルバムは、写真を貼ったままページ全体を撮影・スキャンする方法があります。
バックトゥ昭和でも、アルバムを剥がさずページ全体をデータ化し、希望に応じてページ内の写真を個別画像として切り出す方法に対応しています。
「データ化するために、大切な写真を無理にアルバムから剥がす必要はありません。」
色あせた古い写真はデータ化するときに補正できる場合がある
昔の写真では、全体が赤っぽくなったり、色が薄くなったりしていることがあります。
紙の写真そのものを元の状態に戻すことはできませんが、データ化した画像については、色調を調整して見やすくできる場合があります。
ただし、元の写真に残っていない情報を完全に取り戻せるわけではありません。補正によって改善できる範囲は写真の状態によって異なります。
古い写真の色あせが気になる場合は、データ化サービスを選ぶ際に、褪色補正に対応しているかも確認するとよいでしょう。
写真データ化業者を選ぶときに確認したいこと
業者へ依頼する場合、1枚あたりの料金だけで決める必要はありません。
次のような点も確認しておくと比較しやすくなります。
- どのサイズの写真まで対応しているか
- アルバムを剥がさずデータ化できるか
- アルバム内の写真を個別に切り出せるか
- 褪色補正に対応しているか
- どのような画像形式・記録メディアで納品されるか
- 大量注文の場合の料金体系
- 納期の目安が明示されているか
- 写真の分類やフォルダー分けに対応できるか
写真が大量にある場合は、1枚あたりの料金差だけでなく、追加料金を含めた総額で確認することも大切です。
全部の写真を同じ方法でデータ化しなくてもいい
スマホ、スキャナー、専門業者のどれか一つに決める必要はありません。
たとえば、すぐ家族へ送りたい写真20枚だけはスマホで撮影し、実家に残っている500枚のバラ写真はまとめて業者へ依頼する。
大切なアルバムだけは剥がさずデータ化する。
そんな使い分けもできます。
写真の量や状態に合わせて方法を変える方が、費用と手間のバランスを取りやすくなります。
古い写真を、もう一度見られる形に
古い写真は、しまってあるだけでは見る機会が少なくなっていきます。
データ化しておけば、スマホやパソコンで見たり、家族と共有したり、テレビで楽しんだりと、写真を見る機会を増やせます。
写真をデータ化する目的は、ファイルを増やすことではありません。押し入れにしまわれた写真を、もう一度家族が見られる状態にすることです。
数枚ならスマホで始めてもよいでしょう。大量にあるなら、無理に全部を自分で作業する必要もありません。
バックトゥ昭和では、バラ写真だけでなく、アルバムを剥がさずにページ全体をデータ化したり、アルバム内の写真を個別に切り出したりするサービスにも対応しています。
写真の枚数やアルバムのページ数を入力すると概算料金を確認できます。料金を確認しただけでは申込みは確定しませんので、写真が大量にある場合も、まず全体でどのくらいになるか確認してみてください。


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