家の押し入れや物置、実家の片付けなどで、古い写真やアルバム、VHS、小さなビデオテープ、ネガフィルムなどが一度に出てくることがあります。
さらに、何に使ったのか分からない小さなカセットやディスク、リールに巻かれた古いフィルムまである。
そんな状態を目の前にすると、
「これは何のテープ?」
「このディスクには何が入っている?」
「ネガはどの写真のもの?」
「全部種類を調べないといけない?」
「写真とビデオは別々の業者へ頼むの?」
と、整理する前から大変に感じるかもしれません。
でも、最初から一つひとつの種類や中身を調べる必要はありません。
まずは「ビデオテープ・ディスク」「8mmフィルム」「写真・アルバム」「写真フィルム」くらいに大まかに分けるだけでも、次に何をすればよいか見えてきます。
この記事では、実家からさまざまな種類の写真や映像がまとめて出てきたときの整理方法と、データ化するときの考え方を紹介します。
種類の違う写真やビデオがまとめて出てきたら、まずどうする?
最初におすすめしたいのは、細かく分類することではなく、大きな種類ごとに分けることです。
たとえば、次のような分け方から始めれば十分です。
- ビデオテープ・DVD・Blu-rayなどの映像媒体
- リールに巻かれた8mmフィルム
- バラ写真・アルバム
- ネガフィルム・スライド写真(枠に入ったフィルム)など
- 何なのか分からないもの
メーカー名、録画方式、撮影年などが分からなくても、最初の段階では問題ありません。
箱や袋をいくつか用意して、大まかな種類ごとに分けるだけでも整理しやすくなります。
そして、判断できないものが出てきたら、「分からないもの」として別にしておけば大丈夫です。
最初からすべてを正確に分類しようとしないことが、大量の写真や映像を整理するときの一つのコツです。
種類が分からないビデオテープやディスクがあっても大丈夫
昔の家庭用ビデオには、さまざまな種類のテープがあります。
代表的なものだけでも、VHS、VHS-C、8mmビデオ、Hi8、miniDVなどがあります。
さらに、DVDやBlu-rayなどのディスクが一緒に出てくることもあります。
大きさや形がかなり違うものは外観から大まかに区別できますが、見た目だけでは記録方式まで判断できないものもあります。
たとえば8mm系のテープにはVideo8、Hi8、Digital8などの記録方式があり、miniDVサイズのテープでも記録方式によって必要な再生環境が異なる場合があります。
このほかにも、現在では一般家庭であまり見かけなくなったビデオテープや、特殊な記録方式で録画されたものがあります。
そのため、「自分で完全に種類や方式を特定してからでないとダビングを頼めない」と考える必要はありません。
バックトゥ昭和では、一般的なVHSや8mmビデオ、miniDVだけでなく、さまざまな種類のビデオテープやディスク、記録方式のダビングに対応しています。
「見たことのないテープが出てきた」「何の方式か分からない」という場合でも、最初からお客様自身ですべてを判別していただく必要はありません。
古いビデオテープの種類や中身が分からない場合については、中身が分からないビデオテープはどうする?録画の確認方法と捨てる前の注意点も参考にしてください。
また、見た目が同じテープでも再生できない場合がある理由については、同じビデオテープなのに再生できない?見た目では分からない「記録方式」の違いで詳しく紹介しています。
DVDやBlu-rayなど、見た目だけでは内容や元になったテープが分からないディスクについては、DVD/BDの識別方法とダビング元テープの見分け方も参考にしてください。
「8mmビデオ」と「8mmフィルム」は別のものです
古い映像を整理するとき、特に間違えやすいのが「8mmビデオ」と「8mmフィルム」です。
どちらにも「8mm」という名前が付いていますが、まったく別の記録媒体です。
- 8mmビデオ:小さなカセットの中に磁気テープが入っている
- 8mmフィルム:細い映画フィルムがリールに巻かれている
バックトゥ昭和でも、8mmフィルムとしてお申込みいただいた荷物を確認したところ、実際には8mmビデオテープだったということが何度もあります。
名前が似ているため、間違えてしまうのも不思議ではありません。
リールに巻かれているか、小さなカセットに入っているかを見ると、大まかに区別できます。
どちらか分からなくても、最初から正確に判断できなくて大丈夫です。
バラ写真は一枚ずつ整理しなくても大丈夫
箱いっぱいのバラ写真が出てくると、「全部年代順に並べないとデータ化できないのでは?」と思うかもしれません。
しかし、何百枚、何千枚という写真を一枚ずつ確認して並べ直すのは大変な作業です。
撮影年が分からない写真も多いでしょう。
最初から完璧に整理する必要はありません。
たとえば、
- 父母の写真
- 子どもの写真
- 旅行
- 学校行事
- だいたい同じ年代
など、分かる範囲で大まかに分けるだけでも十分役立ちます。
大量の写真を送る前の整理方法については、大量の写真をデータ化する前に整理は必要?送る前の簡単な分け方で詳しく紹介しています。
古いアルバムは無理に写真を剥がさなくてもデータ化できます
昔のアルバムには、台紙に写真を貼り付けて透明なフィルムで覆うタイプが多くあります。
長い年月が経つと、写真が台紙へ強く貼り付いている場合があります。
無理に写真を剥がそうとすると、写真が曲がったり、傷めたりする可能性があります。
アルバムに貼ったままデータ化する方法もあるため、剥がれにくい写真を無理に外す必要はありません。
バックトゥ昭和でも、アルバムから写真を剥がさず、ページ全体をそのままデータ化したり、ページの中の写真を個別画像として切り出したりすることができます。
詳しくは、古いアルバムの写真を剥がさずデータ化する方法をご覧ください。
ネガフィルムが出てきても、その場で写真との対応を調べなくてよい
写真と一緒に、細長いネガフィルムや、1コマずつ小さな枠に入ったスライド写真が出てくることもあります。
「このネガは、どの写真のものだろう?」と確認したくなりますが、大量にある場合は、それだけでもかなりの作業になります。
ネガフィルムはネガフィルムとしてまとめ、まずは別にしておけばよいでしょう。
また、古い写真フィルムには35mmだけでなく、さまざまな規格があります。
種類が分からなくても、まずはそのまま保管しておけば大丈夫です。
ネガフィルムをデータ化する方法については、古いネガフィルムをデータ化する方法|自分でスキャン?業者に依頼?違いを比較も参考にしてください。
全部データ化するか、残すものを選ぶか
実家から大量の写真やビデオが出てきたからといって、必ずすべてをデータ化しなければならないわけではありません。
量が少なければ、一つずつ確認して大切なものだけを選ぶ方法もあります。
一方、ビデオデッキやビデオカメラがすでに手元になかったり、写真が何千枚もあったりすると、確認や選別そのものに長い時間がかかります。
その場合は、細かく選別する作業時間も含めて、どこまで整理してからデータ化するかを考えるとよいでしょう。
「全部整理してから始める」のではなく、「今できるところまで分けて、次へ進む」という考え方でも十分です。
写真・ビデオ・フィルムは別々の業者へ頼む?まとめて頼む?
写真、ビデオテープやディスク、8mmフィルム、ネガフィルムなどをデータ化するときは、それぞれ別の専門業者へ依頼する方法と、複数の媒体に対応している業者へまとめて依頼する方法があります。
別々の業者へ依頼する場合
それぞれの媒体について、専門性、料金、納品方法、対応できる規格などを比較して業者を選べるのがメリットです。
特定の媒体について特殊な処理や高い専門性を求める場合には、その媒体を得意とする専門業者を探す方法もあります。
一方、写真、ビデオ、フィルムで依頼先が分かれると、それぞれ申込み、梱包、発送、支払い、納品管理などが必要になります。
まとめて依頼する場合
複数の媒体を扱っている業者であれば、写真やビデオなどを一緒に送れる場合があります。
実家の整理などでさまざまな媒体が一度に出てきた場合は、送り先や連絡先をまとめられることがメリットになります。
「これはビデオの業者」「これは写真の業者」「このフィルムは別の業者」と一つずつ依頼先を探す手間も減らせます。
ただし、対応できる媒体、料金、納品方法、納期などは業者によって異なります。
「まとめて頼めるか」だけではなく、自分が持っている媒体に対応しているかを確認して選びましょう。
バックトゥ昭和では写真・ビデオ・フィルムをまとめてデータ化できます
バックトゥ昭和では、実家などからさまざまな種類の記録媒体がまとめて出てきた場合にも対応しています。
VHS・8mmビデオ・miniDVをはじめとする各種ビデオテープやディスクだけでなく、8mmフィルム、バラ写真、アルバム、ネガフィルム、スライド写真などもまとめてお送りいただけます。
種類や記録方式がよく分からないものが混ざっている場合でも、お客様自身ですべてを完全に判別してから送っていただく必要はありません。
到着した媒体を確認し、それぞれに合った方法でデータ化を進めます。
ビデオについてはビデオダビングサービス、写真については写真データ化サービス、写真フィルムについてはフィルムデータ化サービスで詳しい対応内容をご確認いただけます。
保存されている形が違っても、残っているのは同じ家族の時間かもしれません
VHSに残っている運動会の映像。
アルバムに貼られている、その日の家族写真。
引き出しに残っているネガフィルム。
そして、リールに巻かれた昔の8mmフィルム。
一見すると、それぞれまったく違うものに見えます。
でも、そこに記録されているのは、同じ旅行、同じ運動会、同じ家族の時間かもしれません。
最初から全部を完璧に整理することより、「これは残しておきたい」と思ったときに、できるところから始めることが大切です。
実家から大量の写真やビデオが出てきたら、まずは種類ごとに大まかに分けてみてください。
それだけでも、長い間しまわれていた思い出を、もう一度見られる状態にするための第一歩になります。


コメント