古いアルバムを整理していると、こんなことで迷うことがあります。
「写真をデータ化したいけれど、アルバムから剥がして大丈夫だろうか?」
特に昔の貼り付け式アルバムでは、写真が台紙に強く貼り付いていたり、透明フィルムの下に長年保存されていたりして、簡単には取り出せないことがあります。
結論からいうと、アルバムに貼られた写真は、無理に剥がさなくてもデータ化できます。
バックトゥ昭和では、アルバムをページごと読み取り、ページ全体をそのまま残す方法と、そこから写真を1枚ずつ切り出して残す方法に対応しています。
この記事では、古いアルバムを剥がさずデータ化する方法と、実際に複数のアルバムを試して分かったメリットや注意点を紹介します。
古いアルバムは写真を剥がさなくてもデータ化できる
写真をデータ化するというと、アルバムから写真を1枚ずつ取り出してスキャナーへ載せる方法を想像するかもしれません。
しかし、アルバムを上から読み取る方式のスキャナーを使えば、写真を台紙に貼ったままページ全体をデータ化できます。
バックトゥ昭和では、オーバーヘッド型スキャナー「ScanSnap SV600」などを使い、アルバムを開いた状態で上から読み取っています。
読み取ったページから写真部分だけを切り出すこともできるため、アルバムを傷めずに、写真を1枚ずつ画像データとして残すことも可能です。
古い写真は無理にアルバムから剥がさない方がいい
何十年も前のアルバムでは、写真が台紙に強く貼り付いている場合があります。
粘着式の台紙だけでなく、保管状態や経年変化によって写真と台紙が密着していることもあります。
このような写真を無理に剥がそうとすると、写真が折れたり、表面や裏面を傷めたりする可能性があります。
写真を残すためのデータ化なのに、そのために大切な写真を傷めてしまっては本末転倒です。
簡単に取り出せない写真は、無理に剥がさず、アルバムに貼った状態でデータ化する方法を検討するのがおすすめです。
アルバムを「ページ全体」で残す意味
アルバムをページごとデータ化すると、写真だけでなく、その周囲に残されたものも一緒に記録できます。
- 写真が並べられた順番
- 手書きの日付やコメント
- 旅行先や行事の名前
- シールや飾り
- そのページを作った人のレイアウト
写真を1枚ずつ取り出してしまうと、これらの情報は失われてしまうことがあります。
アルバムには写真だけでなく、「誰が、どんな気持ちでその写真を並べたのか」まで残っていることがあります。
アルバムそのものに思い入れがある場合は、写真だけではなくページ全体の画像も残しておくと、当時の雰囲気まで振り返りやすくなります。

写真を1枚ずつ切り出して残すこともできる
ページ全体を読み取ったあと、アルバムに貼られている写真部分を1枚ずつ切り出して保存する方法もあります。
写真を個別の画像にしておけば、パソコンで整理したり、スマートフォンで見たり、家族へ送ったりするときにも扱いやすくなります。

スキャンした写真をスマートフォンで見る方法については、「スキャンした写真をスマホで見る方法」でも詳しく紹介しています。
「ページ全体」と「写真1枚ずつ」はどちらを選ぶ?
どちらが良いかは、アルバムをどのように残したいかによって変わります。
| 残したい内容・使い方 | おすすめ |
|---|---|
| アルバムの雰囲気ごと残したい | ページ全体 |
| 手書きコメントや写真の配置も残したい | ページ全体 |
| 写真だけをスマホやパソコンで見たい | 写真を個別に切り出す |
| 写真を1枚ずつ整理・利用したい | 写真を個別に切り出す |
| 写真もアルバムの雰囲気も大切 | 両方を残す |
家族が手作りしたアルバムでは、写真だけでなくページ全体にも価値があります。
反対に、写真そのものをスマートフォンなどで気軽に楽しみたい場合は、個別の画像にした方が便利です。
バックトゥ昭和のアルバムデータ化の方法や料金については、写真・アルバムデータ化サービスで詳しくご案内しています。
簡単に取り出せる写真はバラ写真としてスキャンする方法もある
ポケット式アルバムなど、写真を傷めず簡単に取り出せる場合は、写真を取り出して「バラ写真」としてスキャンする方法もあります。
写真をスキャナーで直接読み取れるため、一般的には透明フィルム越しに読み取るより、細かな部分まで鮮明にデータ化しやすくなります。
そのためバックトゥ昭和でも、無理なく取り出せる写真については、バラ写真として送っていただく方法をおすすめしています。
「剥がせるから剥がす」のではなく、「写真を傷めず簡単に取り出せるか」で判断することが大切です。
アルバムの透明フィルム越しでもデータ化できる?
貼り付け式のアルバムでは、写真の上を透明フィルムで覆っているものが多くあります。
バックトゥ昭和でも、このフィルムが光を反射して、写真がうまく読み取れないのではないかという点は気になっていました。
実際に複数のアルバムを試したところ、透明フィルムによる反射は、当初想像していたよりもかなり少ないという結果でした。
室内照明の映り込みには注意
一方、天井照明を点灯した状態では、透明フィルムのわずかなうねりに照明が映り込む場合がありました。
そこで取り込み時には、スキャナー上方の室内照明を消すなどして、不要な映り込みをできるだけ抑えています。
こうした点は、実際のアルバムを何冊も読み取ってみて分かったことの一つです。
大きなアルバムにも対応しやすくなった
バックトゥ昭和では以前、使用する機器の関係から、大きなアルバムの取り込みに制約がありました。
現在はオーバーヘッド型スキャナーを使用することで、A4を超える大きなアルバムページも一度に読み取りやすくなり、A3クラスまで対応できるようになりました。
使用機器のメーカー仕様では、読み取り可能な原稿の厚さは30mm以下とされています。
検証のため約5cmの厚みがあるアルバムも試したところ、読み取り自体はできましたが、アルバムの大きさとの組み合わせによっては、ページの端が読み取り範囲から外れる場合がありました。
向きを変えることで対応できる場合もありますが、アルバムのサイズや状態によって個別に判断する必要があります。
そのため、比較的厚みの少ないアルバムの方が、ページ全体を安定して取り込みやすいと考えています。
アルバムのままデータ化すると画質はどうなる?
アルバムを剥がさずデータ化する方法には大きなメリットがありますが、画質について知っておいていただきたい点もあります。
写真を取り出して写真用スキャナーで直接読み取る場合と比べると、透明フィルム越しの読み取りでは、細かな部分の再現性で不利になる場合があります。
一方、バックトゥ昭和で実際に古いアルバムを確認した範囲では、パソコンやスマートフォンで昔の写真を見る用途なら、十分に思い出を振り返れる画像になるケースが多くありました。
大切なのは、最高画質だけを追い求めることではなく、そのアルバムを傷めず、どんな形で思い出を残したいかを考えることです。
アルバムを剥がさず自分でデータ化することもできる
アルバムのデータ化は、必ず専門業者へ依頼しなければできないものではありません。
スマートフォンで撮影したり、オーバーヘッド型スキャナーを用意したりして、自分でデータ化する方法もあります。
ScanSnap SV600も市販されている機器なので、自分でアルバムを取り込むことは可能です。
ただし、「機材を持っていること」と「きれいにデータ化できること」は、必ずしも同じではありません。
バックトゥ昭和でも導入当初は、設定方法を調べても必要な設定項目がソフト上に表示されないなど、実用状態にするまで試行錯誤がありました。
その後、複数のアルバムを使って、透明フィルムの反射、室内照明の影響、アルバムの厚み、読み取り範囲、写真の切り出しや補正などを確認しながら、現在の作業方法を決めています。
アルバムが1冊、2冊程度で、自分で作業することを楽しめる方なら、ご自身でデータ化するのも一つの方法です。
一方、アルバムが何冊もある場合や、写真を1枚ずつ切り出して整理したい場合は、取り込み後の作業も含めて時間が必要になります。
バックトゥ昭和のアルバムデータ化
バックトゥ昭和では、古いアルバムを無理に剥がさず、そのままデータ化するサービスを行っています。
ご希望に応じて、アルバムページ全体の画像と、アルバム内の写真を1枚ずつ切り出した画像を作成できます。
- アルバムページ全体:132円(税込)/ページ
- アルバム内の写真を個別にデータ化:1枚45円(税込)から
※料金は数量などによって異なります。最新の料金は写真・アルバムデータ化サービスページでご確認ください。
写真を簡単に取り出せる場合は、バラ写真として送っていただくこともできます。
詳しい料金やサービス内容は、写真・アルバムデータ化サービス詳細をご覧ください。
料金の確認・お見積りだけでもご利用いただけます。料金を確認しただけでは、お申込みは確定しません。
まとめ|写真だけでなく「家族が残した思い出の形」もデータ化できる
古いアルバムに貼られた写真は、無理に剥がさなくてもデータ化できます。
簡単に取り出せて画質を優先したい写真ならバラ写真としてスキャンする。剥がすことで傷める心配がある写真なら、アルバムに貼ったままデータ化する。
さらに、手書きのコメントや写真の並び方にも思い入れがあるなら、ページ全体を残す方法があります。
どれか一つが正解というわけではありません。写真の状態と、どのような形で思い出を残したいかに合わせて選ぶことが大切です。
写真だけでなく、その写真を並べた家族の思いや、アルバムに残された当時の雰囲気まで一緒に残す。そんなデータ化の方法もあります。

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